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2006年5月31日 (水)

通貨ポートフォリオ開始予告

明日2006年6月1日の午前0時00分から、弊社推奨の通貨ポートフォリオ(米ドル:ユーロ:円:豪ドル=4:3:2:1)の実績を記録し、1週間単位で発表していきたいと存じます。

発表内容は、開始時点を100とした、スワップ金利によるポートフォリオの変化、スワップ金利なしの円換算値、スワップ金利ありの円換算値です。

ご期待ください!

2006年5月29日 (月)

スワップ派の間違い

FXを利用して外貨分散投資した場合、年率 3.312%程度のスワップ金利が付く(期待値ですが)ことを前の記事に掲載しました。忘れてならないのは、全運用資産を(円を含む)4通貨に分散した結果であるということです。FXは証拠金取引ですから、少ないお金で多額の外貨を購入できます。しかし、FXで膨れ上がった外貨の金額が、自分の全資産の金額を超えてはいけません(可能だがやってはいけない事という意味です。)

FXの購入外貨と証拠金の比率をレバレッジと言いますが、取引業者によって3倍から200倍まで違います。平均的なところで20倍のレバレッジだとすると、全資産の20倍まで外貨を購入可能ということです。しかし、そんなことをしたら円高になった時、あっという間に全資産の半分以上を損切りされてしまいます。

スワップ金利で20%以上稼げると言っている巷のスワップ派は、上記のレバレッジを金利にかけているのです。(例: 3.312%を20倍したら 66.24%になります。) そして、通貨のバランスを無視して高金利通貨に偏れば、さらに見せ掛けのスワップ金利は上がって100%を超えてきます。このような間違いに扇動されないよう注意してください。

2006年5月27日 (土)

訂正:FXの場合の金利

FX(外国為替証拠金取引)の場合、外貨預金とは違うので預金金利というのは付きません。その代わりスワップ金利というのが付きます。FXの取引は、いわば日本円を借りて外貨を購入する取引です。金利の低い日本円を借りて、金利の高い外貨を購入すれば、そこに金利差が生じます。これをスワップ金利と言います。

06年5月24日の朝現在、私の会社で取引している業者では、以下のスワップ金利が適用されています。

 米ドル: 153円/1万米ドル当り

 ユーロ: 99円/1万ユーロ当り

 豪ドル: 131円/1万豪ドル当り

それぞれ円に換算すると、1日の金利は以下のようになります。

 米ドル: 153円/1,121,100円当り =0.01365%

 ユーロ: 99円/1,434,000円当り =0.006904%

 豪ドル: 131円/848,900円当り =0.01543%

1年でその金利がどうなるかですが、仮にスワップ金利が1年間変わらず、ウィークデイが年間260訂正365日と仮定すると、以下のようになります。

 米ドル: 0.01365% × 260訂正365 =3.549訂正4.98225%

 ユーロ: 0.006904% × 260訂正365 =1.79504訂正2.51996%

 豪ドル: 0.01543% × 260訂正365 =4.0118訂正5.63195%

例によって通貨の比率を、米ドル:ユーロ:円:豪ドル=4:3:2:1にしていたとすると、年間の合計金利期待値は以下になります。(円金利はゼロとします)

 3.549% × 0.4 + 1.79504% × 0.3 + 4.0118% × 0.1

 訂正4.98225% × 0.4 + 2.51996% × 0.3 + 5.63195% × 0.1

 = 1.4196% + 0.5385% + 0.4012%

 訂正= 1.99290% + 0.75599% + 0.56320%

 = 2.3593%

 訂正= 3.31209%

通貨を複数に分散して資産保全を図りつつ、かつ年率 2.3593訂正 3.31209%の利息が頂けます。

近い将来の日銀によるゼロ金利解除によって、スワップ金利は縮小する傾向にあるとは言えますが、あまり日本の金利が高くなると国の財政破綻が現実味をおびてきますので、財務省は日銀へ口先介入することで金利上昇を抑えようとしてくるでしょう。よって、外国との金利が逆転するほどのことは無いと考えられます。(あくまで私の予想ですが...)

2006年5月25日 (木)

FXの場合の金利

FX(外国為替証拠金取引)の場合、外貨預金とは違うので預金金利というのは付きません。その代わりスワップ金利というのが付きます。FXの取引は、いわば日本円を借りて外貨を購入する取引です。金利の低い日本円を借りて、金利の高い外貨を購入すれば、そこに金利差が生じます。これをスワップ金利と言います。

06年5月24日の朝現在、私の会社で取引している業者では、以下のスワップ金利が適用されています。

 米ドル: 153円/1万米ドル当り

 ユーロ: 99円/1万ユーロ当り

 豪ドル: 131円/1万豪ドル当り

それぞれ円に換算すると、1日の金利は以下のようになります。

 米ドル: 153円/1,121,100円当り =0.01365%

 ユーロ: 99円/1,434,000円当り =0.006904%

 豪ドル: 131円/848,900円当り =0.01543%

1年でその金利がどうなるかですが、仮にスワップ金利が1年間変わらず、ウィークデイが年間260日と仮定すると、以下のようになります。

 米ドル: 0.01365% × 260 =3.549%

 ユーロ: 0.006904% × 260 =1.79504%

 豪ドル: 0.01543% × 260 =4.0118%

例によって通貨の比率を、米ドル:ユーロ:円:豪ドル=4:3:2:1にしていたとすると、年間の合計金利期待値は以下になります。(円金利はゼロとします)

 3.549% × 0.4 + 1.79504% × 0.3 + 4.0118% × 0.1

 = 1.4196% + 0.5385% + 0.4012%

 = 2.3593%

通貨を複数に分散して資産保全を図りつつ、かつ年率 2.3593%の利息が頂けます。

近い将来の日銀によるゼロ金利解除によって、スワップ金利は縮小する傾向にあるとは言えますが、あまり日本の金利が高くなると国の財政破綻が現実味をおびてきますので、財務省は日銀へ口先介入することで金利上昇を抑えようとしてくるでしょう。よって、外国との金利が逆転するほどのことは無いと考えられます。(あくまで私の予想ですが...)

2006年5月21日 (日)

外貨を引出して使う

ブログ開始からずっと、外貨投資の手段としてFX(外国為替証拠金取引)の記事を書いてきましたが、ここらでちょっとFX以外のことも書いてみようかと思います。

投資の手段としてFXは、外貨預金に比べとても有利なのですが、いざ外貨を使う段になると、はたと困ってしまいます。米ドルを証拠金にできる業者もありますが、メジャーではないですね。(米ドルが使えない地域もありますしね。)

基本的には外国へ行ったら、その国の通貨で支払うのがいいです。両替専門でない一般の店で米ドルや円が使えることもありますが、為替手数料はやはり高くつきます。

クレジットカードを使えば簡単ですが、発行会社が日本法人の場合、日本の銀行の為替手数料が適用されて、やはり高くつきます。

私は昨年、香港へ行った際にHSBC(香港上海銀行)に個人の口座を開設しました。HSBCの銀行格付は日本の銀行よりも高いくらいで(香港ドルの8割程度を発券している銀行ですし)、信用力は抜群です。それに東南アジア諸国にはHSBCの支店がたくさんあり、何かと便利です。また、HSBCの為替手数料は、日本の銀行の3分の1以下だと思います。

HSBCの口座では香港ドルがデフォルト通貨になっていますが、その他の外貨(円も含まれる)への分割管理も可能です。(もちろんインターネットバンキングで)

今年の6月8日から1ヶ月間、マレーシアとシンガポールへ行ってくるので、HSBCのATMも何回か利用することでしょう。その際には現地通貨で引き出せるので、リンギットやシンガポールドルへの為替手数料の実際も判ると思います。

ちなみに香港ドルは、米ドルペッグ制という米ドル固定相場を採用していて、外貨分散投資という意味では不向きです。将来、中国の元に統合され変動相場制に移行すれば、通貨分散の効果が出てきますので、その際は通貨ポートフォリオに組入れることも検討に値するでしょう。

2006年5月17日 (水)

直近1ヶ月の為替変動について

直近1ヶ月の為替変動について振り返ってみましょう。

対円でだいたい、米ドル7%安、ユーロ2%安、豪ドル2.5%安となっています。

その分円が上昇したという訳です。円資産だけ持っておられる方、おめでとうございます。

当方の通貨バランスは全資産を、米ドル4割り、ユーロ3割り、円2割り、豪ドル1割りに分割していますので、スワップ金利を無視すると円ベースでの資産価値は、

 米ドル:-7%×0.4=-2.8%

 ユーロ:-2%×0.3=-0.6%

 豪ドル:-2.5%×0.1=-0.25%

 合計=-2.8%-0.6%-0.25%=-3.65%

となります。米ドルだけに投資している方々に比べ、約半分の資産減少に留まっています。

上記の評価はあくまで円ベースのものです。私の資産評価は、比率4:3:2:1の米ドル、ユーロ、円、豪ドルによる合成通貨ベースになりますので、円ベースの資産査定がたとえ-3.65%でも、合成通貨では常に0%になります。各通貨の資産価値の変動は、

 米ドル:-2.8%+3.65%×0.4=-1.34%

 ユーロ:-0.6%+3.65%×0.3=0.495%

 円:0%+3.65%×0.2=0.73%

 豪ドル:-0.25%+3.65%×0.1=0.115%

 合計=-1.34%+0.495%+0.73%+0.115%=0%

となります。

外貨のスワップ金利は、現在すべてプラスなので、その分が常に収益になります。

※ このような考え方は、日本の国税当局や大多数の方々に到底受け入れられるものではありません。あくまで私のポリシーに属するものなので、あしからず。

2006年5月14日 (日)

投資スタイル

5月12日の記事、ちょっといろいろ詰め込みすぎたかなぁと反省してます。

このブログで話題にしている手法「外貨分散投資」は、基本的に外貨の分散保有です。ただ円資産が不要であると言っているのではなく、為替変動を相殺するバランサーとして円資産も必要になります。

昨年度の通貨バランスは、米ドル:ユーロ:円を5:3:2としていました。今年度は米ドルの単独優位が危ぶまれたので、4:3:2:1(1は豪ドル)に修正しています。

私が社長をしている会社では、外国為替証拠金取引を使って外貨の分散保有と同じ効果を出しています。10%以下の資産を外貨の証拠金にしているので、残りの90%は他の運用に回せます。(当社の場合、主に商品先物で運用しています。)

一般の方にはそのような運用は無理ですから、海外及び日本の投資信託を使って分散投資してはいかがでしょうか。春風さんの投資スタイルが参考になるかと思いますので、ご紹介させていただきます。http://fund-senki.way-nifty.com/blog/

2006年5月12日 (金)

外貨分散投資のすすめ

基軸通貨でなくなりつつある米ドルですが、外貨分散投資する場合、やはり米ドルを基軸に考えます。
しかしユーロや円のウエイトも重要です。以下話を単純化するため、この3つの通貨で説明します。

為替変動は、各国通貨が互いに評価し合うゼロサム変動です。円が米ドルに対して上がっても、ユーロに対して下がっている場合があります。
このような場合、円高と言うのは正しくありません。ユーロ高米ドル安であって、 円はそれほど変動していないからです。
円高とは、米ドルとユーロの両方が円に 対して下がっている状態をさします。(円安はこの逆です)

ゼロサム変動とは、上げているものと下げているものを集計すると、ゼロになるということです。
世界のすべての通貨を、それぞれある比率で集計すると、変動がゼロになることを示唆しています。
(但し、その比率も毎日微妙に変化してい るので、証明は困難ですが...)

私は、外国為替証拠品取引を利用しています。取引業者に証拠金を預けて、およそ10倍の外貨を持ったのと同 じ効果が得られます。
例えば1千万円分の外貨を持ったときと同じ為替差益を、 およそ百万円の証拠金で実現できます。(円高になれば同じだけ為替差損になり ます)
こうすれば1千万円の資産を外貨建てにして、さらに残りの9百万円を有効活用することができます。

為替証拠金取引で外貨を買建てし翌日に持ち越すと、この外貨にも金利が付きます。
証拠金を担保に10倍の円を借りて、同等の外貨に替えて預金していると考えればいいです。
そうすると外貨の金利と円貨の金利の差ができ、これを毎日清算します。

ご存知のとおり円の短期金利はほとんどゼロなので、現在上記の金利は外貨の短期金利に相当します。
米ドルの金利は4.38%、ユ ーロは2.45%といったところでしょうか。(ちょっと古くて3月末頃の値です)
仮に1千万円を5:3:2の比率で、米ドル、ユーロ、円に振り分けておいたとします。
すると一年間で、5百万円分の米ドルには219千円の、3百万円分のユーロには73.5千円の利息が付きます。
合わせて292.500円で、年率で2.925%です。

こうすることで、為替変動による資産減少のリスクを最小限に抑えて資産保全をしつつ、年利2.925%もの利息が得られます。
日銀によるゼロ金利解除も近いですが、当面円の金利水準は先進各国中最低の状態でしょう。
この方法は個人の方でも実行可能なので、資産運用の一つと して是非ご検討ください。

2006年5月11日 (木)

基軸通貨でなくなるドル

2006年の4月中旬から、かなり(10%を超えるかも)の円高ドル安が進行しています。今回はドル安と円高の両方が起っています。
ドル安の原因は、次のリンクがよく言い表していると思いますので、参考にしてください。

「田中宇の国際ニュース解説」 http://tanakanews.com/ ”通貨から始まったアジア統合”より抜粋。
 【2006年5月9日】アジア諸国が、従来の「ドルこそ命」の態度をやめて、ドルを見捨てることを意味するアジア通貨単位の活用を、ASEAN+3という多国間で決定し、表明したのは、もはやアジア諸国がドルを買い支えても、ドルの急落は避けられない情勢になったとアジア諸国が総意として判断したからに違いない。
アジアでドルが唯一の基軸通貨だった時代が終わる過程が始まったが、同時にドル下落でアメリカの消費力が落ち、世界が不況に陥る懸念が増している。

最近のアメリカは、世界から借金をして消費する態勢を続けすぎたため、巨額の貿易赤字を抱え、ドルに対する懸念が増している。
アジア諸国は、域内の取引にもドルしか使う通貨がない状態を徐々に脱していこうと、アジア地域の外交的な意志決定機関になりつつあるASEAN+3で、アジア諸国の諸通貨を加重平均した「アジア通貨バスケット」(ACB)の利用を拡大することを決めている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして中国は最近、日本を抜いて世界で1番多くドルを保有している国になったが、その中国の通貨当局は外貨資産全体の中のドルの比率を下げ、その分ユーロの比率を増したと言われています。

また円高の原因としては、やはり日銀のゼロ金利解除が迫っているためでしょう。
今まで超安い金利で日本の金融機関から借りていた外国のファンド等が、利息が高くなる前に借金を返してしまおうと動いているのだと思います。

2006年5月10日 (水)

外貨を保有するということ

「外貨を持っていても使えないしー」って思っている人が多いかもしれませんね。
以前は外国でしか外貨を使うことができませんでしたが、最近はそうでもありませんよ。
私のとっておきの裏技をお教えします。
外国の銀行で預金口座を開き、日本円を入金して外貨に交換します。(日本の銀行の外貨交換手数料は高すぎますね。)
そしてATMカードやクレジットカードを発行してもらい、日本でそれを使うという手です。
この方法だと、使う分だけが円で引き出されるので、為替の変動は気になりません。

日本政府の外貨保有高は、最近1位の座を中国に奪われましたが、それでも世界で2番目の残高です。
それに比べ日本人(個人)の外貨資産は、全く足りない状態だと思います。

少子高齢化で労働人口が減少することを考えれば、日本の国力が今の状態で未来永劫続くとは考えられません。
たとえ国家財政の破綻などによって日本円が暴落しても、外貨の価値には影響はない(むしろ上昇する)のだから、個人はもっと外貨資産を増やすべきだし、証券会社などの金融機関もそれを後押しすべきじゃないでしょうか。

2006年5月 8日 (月)

日本円だけでいいのか?

日本に住んでいると円が強いために全くそのようなことはないですが、外国へ行くと自国の通貨よりも米ドルの信用力が高いことがよくあります。

日本人は外国の通貨や外貨建ての資産をほとんど持っていませんが、世界を見渡すとこれはまれなことで、長い目で見るとハイリスクな気がします。

円は戦後から現在に至るまで、大きなトレンドとしてはずーっと上昇しています。
その主な要因は、工業製品を輸出し、代金が日本へ戻り、国内でさらに設備投資して新なた製品を輸出するという産業の仕組みです。

しかし近年、設備投資を海外で行う日系企業が増えています。
消費国に工場を建設すれば貿易摩擦を回避できるし、少子高齢化の顕著な国内よりも、若年人口の多い海外の方が消費の増大を期待できるためです。

あなたは日本の政府がしていることを見ていて、自分や家族の将来に不安を覚えたり、このままで資産保全ができるのかと心配になったことはありませんか。

投資を行う上で分散投資の大切さはよく耳にしますが、これは債券、株式、預金等の金融商品の構成に関してだけではなく、円、米ドル、ユーロ等の通貨に関しても同じであると思います。

円建て資産のみで資産を形成するのではなく、米ドル・ユーロ等の外貨資産も組み入れてこそ、よりバランスのとれた分散投資ができるのではないでしょうか。

2006年5月 4日 (木)

初めまして

初めまして、「丸刈り髭おやじ」こと細井芳和です。たぶん!?日本一小さい投資会社の社長をしてます。会社はもうすぐ設立3年目になります。収益の99%はデリバティブによる資産運用です。商品先物取引、外国為替証拠金取引(FX)、株の信用取引をやってます。

ずいぶんハイリスク・オンパレードな仕事内容だなぁと思われるかもしれませんが、それぞれを相互補完的に組み合せているので、リスクはかなり抑えられています。(おかげで2年続いています)

このブログを立ち上げた動機は、比較的低リスクで収入が得られる「外貨分散投資」を、一般の人にも広く知っていただきたいと考えたからです。会社の業務では効率優先でFX(証拠金取引)にしていますが、一般の方にはより安全な外貨預金をおすすめします。

おいおい詳しく説明していきますが、まずはご挨拶まで。

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